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【レビュー】CASIOプロトレックPRW-60を3年使ってわかった登山と時計の必要性

2021年6月23日

登山に専用の時計が必要か?

それは必要です。

プロトレックを選んだのですが、登山用でなければならないのでしょうか?

プロトレックPRW-60を選んだ理由

登山用の腕時計は各社が出しています。

GPSや心拍機能がついたSUUNTOなど海外のメーカーも気になったのですが、最終的には予算とデザインで選びました。

まず予算でセイコーかカシオにしようと決めました。
そしてデザインを見てプロトレックに。即決。

腕が細いのでごついのだと似合わないと思い、ベゼルが小さいPRW-60というモデルに決めました。

これが欲しい!というよりも消去法だけど、デザインもカラーも素敵だなと。

3年間PRW-60を使ってみて

基本的にプロトレックの基本性能はどのモデルでも大きく変わらない。
デジタルかアナログかぐらい。

フラッグシップのMANASLUもトリプルセンサーだし。
あとは金額とデザインのみ。

ぼくが使って気づいたこと。

ポイント

  • 登山をしている感が出る(見た目は正義)
  • 機能はそんなもん
  • 劣化してベタつく
  • プロトレック必要か?

細かいことを上げればもっとありますが、良くも悪くも目立つ点はこの4つ。

登山をしている感が出る

単純にプロトレックをつけて登山をすれば、気分はクライマーです。
気分が上がります。

そうそう、山では時間を見ることが意外と多いことに気づきます。

車や電車では使わないですけど、バスを待っているときは便利ですね。
それから登山中にも頻繁に見ていることに気づきます。

あと何分したら休憩しようとか。
いちいちスマホを取り出して見るのは時間の無駄。
時間を見たいのに時間を無駄にしてどうする?

歩きながら腕を見るだけで時間がわかるって最高です。

機能はそんなもん

言っちゃえば、Gショックだっていいんですよ。
デザインが豊富だし。
別にプロトレックである必要はありません。

が!
プロトレックは山用だから気分が出ます。
そこが大事と思う人なら買い。

でも機能を過信しすぎるのは良くありません。

日本の数多の山にはわりと標高が記載された看板があります。
それで十分だし、プロトレックの機能はそれほど精度が高くないのです。
多少というかかなり誤差があります。

これは気温とかもそうなんですけど、時計は腕にするのですが、登山中は汗もかくし体温も高くなったりするわけです。
それが多少なりとも計測に影響してそうなんですよね。わからんけど。

方位なんてコンパスを持っていればもっと正確にわかると思うので、機能を正確に求めるという点を重視するのならあまり役立たない気がします。

標高は自分でりゅうずで調節しなくちゃなりません。
りゅうずが固いので操作性が悪い。

劣化してベタつく

ぼくの手入れが悪かっただけなのかもしれないけど、他のひともちらほら言っています。

ベルトのコーティングが剥がれてきて、ベタついてきちゃいました。
3年で急に劣化が。

自分で換えるかカシオセンターで換えてもらうか検討してます。
4000円ぐらいです。

プロトレック必要か?

Gショックでもいいじゃんと思うのですが、プロトレックには高度、気圧/温度、方位を計測できるトリプルセンサーがついています。

でもこの機能がちゃんと機能しているかといわれれば微妙なんですよね。
自動で計測というよりも、自分で助けてあげる必要があります。
意外と面倒。

そういう点ではGショックや他のメーカー、自分の好きな腕時計でいいと言えます。

プロトレックいいよ

プロトレックでなくてもいいと言っておきながら、プロトレックまたは登山用時計は良いと言いたいのです。

もちろんGショックで登山をしている人もいるし、Gショックや他メーカーの時計が好きなら登山にどんな腕時計も全然ありでしょう。

結局は山に持っていく時計なんて、視認性と防水があればどんなもんだっていいのです。
つまんないオチになっちゃうけど。

じゃあなんでいいよなんて言うのか?

それは山だからプロトレックなのです。
そこに山があるように、山には山の時計があるのです。

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