タイトルに藤井風(敬称略)と入れてしまったけど、PV稼ぎのためではないですよ。決して。
久しぶりにベジタリアンだったりヴィーガンの話を藤井風と織り交ぜてお送りします。
2022年になって(もっと前から?)、藤井風が野菜を食べようとファンに言っているらしく、パナスタでのフェスではヴィーガン?ベジタリアン?の飲食ブースを出店していたようです。
最近はスーパーでも大豆ミートを使った製品を見かけることが増えました。
成分表を見ると、一部ヴィーガン素材ではないことが多くまだまだ発展途上だと思うこともあるけど、野菜を食べるというのは色んな意味で良いことだと個人的には思います。
有名人が伝えること
日本でヴィーガンやベジタリアン、さらには環境系、はたまた政治、宗教の話をする芸能人はめちゃくちゃ少ない。
ヴィーガンの主張である『肉を食べないようにしよう!』と言ったら最後、ヴィーガンではない人からは「押し付けるな!」と言われちゃう。
でも、『肉を食べろ!』と押し付けることも同じことをやっているわけなんだけど。
藤井風のことは嫁さん(藤井兄弟のファン)から聞く情報だけだから間違っているかもしれないことを承知で書くけど、彼自身はベジタリアンなようで肉は食べていないそう。
間違っていたらごめんね。
厳密に言えば、ベジタリアンはヴィーガンではないから、動物性のものは食べている(使っている)可能性はある。
乳製品とか卵とかね。
海外のアーティスト、俳優、モデル、またプロスポーツ選手、インスタグラマーなどがヴィーガンや環境系、政治問題を話題にすること耳にすることは多い。
アスリートにもヴィーガンの人が結構いて驚いたのを覚えている。
肉無しでその筋肉を作れたり、維持することが可能なんだということを。
でも日本人でそういった発言や行動をする人は少ない。
原発問題のときも、ミュージシャンが反原発を唱えてたりしたけど、どこまで影響があっただろう?
日本で政治や宗教、思想の話をすると叩かれることも多い。
だから発言に躊躇する。
日本は想像以上にデリケートな国なのだ。
ぼくは思ってること言ってくれた方が好感が持てる質なんだけど。
だからぼくは藤井風のようにベジタリアン宣言(してないかもだけど)することはとても素晴らしいことだと思う。
もう少し突っ込んで話してくれたらさらに嬉しいけど。
ヴィーガンはアプローチ方法が間違っている
話は変わる。
2022年12月に渋谷のケンタッキー前でPETA(動物の倫理的扱いを求める人々の会)の人がデモをやっていたそうで。
(ググれば出てきます。)
スローガンは、『すべての存在のために地球に平和を。ヴィーガンで行こう』だそう。
ぼくが考えるに、ヴィーガンのこのような行動が嫌われる要因のひとつだと思う。
もちろんPETAの考えには賛同する部分もある。
動物愛護の精神は素直に尊敬するし、ぼくも日本でのペットを含めての動物の環境(動物園や水族館等も含めて)に対して思うことはめちゃくちゃある。
でも動物愛護団体がまずやらなくちゃいけないのは、食肉になるお店の前ではなくてペットショップの前での行動だと思う。異論は認めるけど。
だから杉本彩(敬称略)だったり坂上忍(敬称略)だったりを説得して政治家にでもなってもらった方が早い。
そして早急に法律を改正してもらった方が動物たちや保護活動をしている人にとって平和になるに違いない。
命は平等だというけど、それは欺瞞でしかない。
少なくともぼくはそう思う。
だから死刑も反対ではない。
動物でいえば、JALが2021年に起こした犬の死亡事故のことについて読めば胸糞悪さしかない。
日本の動物への扱いなんてこんなレベルだ。(ググれば出てきます。)
ケンタッキーになるチキンは死までが短い。
でも(一部であろう悪徳)ブリーダーが子どもを強制的に産ませている母(犬猫)は狭い狭いケージの中で、大した世話もされずに何十年も生かされる。
死ぬまで子どもを産まされる。これは生地獄だ。
前に政治家が発言して問題になっていたけど、産むマシーンに他ならない。
子どもを産むためだけに生かされている存在なわけだ。
ブリーダーなんて職業いるか?
当事者の気持ちは本人にしかわからないけど、ぼくならさっさと死ねるチキンがいい。
ケージの中で死ぬに死ねない母にぼくたちがしてあげられることは何か?
現状では、ペットショップや安価で売られている動物を買わないこと以外にない。
法整備が追いついていないというか、話すら出ていないのだから今はそうするしかない。
ケンタッキーの前でヴィーガンになろう!という言葉よりも、お母さんを助けてあげよう!と共にペットショップの前で写真を掲げたほうが心に響く。
チキンを食べても食べなくても現時点では地球は平和にならない。
地球の平和を考えるなら、まず牛の量を減らす方がCO2排出量は確実に下がる。
そうすればホッキョクグマたちも死ぬ確率は少なくなるはず。
地球の平和はどこに行った?
さらに思うこと。
ケンタッキー前でのデモの写真を見ると(ググれば出てきます。)、サンタのコスプレをする必要があるのか?という疑問が起こる。
サンタの服は化繊だと思うけど、コットンだろうが化繊だろうが環境破壊に繋がる。
だからコスプレなんてせずに普段着ている服でやるべき。
てか裸でやるべき。
化繊はマイクロプラスチック問題があって海洋生物がダメージを受ける。
コットンだって綿花を育て安定した供給をするために消毒をしてるわけで畑は汚染される。
ウイグル問題だってある。
それが平和なのだろうか?
海洋生物や虫は殺されてもいいのか?
もしこの人達のサンタの服は化繊であればパタゴニアのように、リサイクルポリエステルを使ってないならおかしい。
まさかドンキで買ってないよね?
『すべての存在のために地球に平和を』なんて言っているくせに、母なる大地を守っていないのはなぜなのか?
ヴィーガンという意識だけでは地球は守れない。
やることは大切だけどね。
そもそもこの人達(PETA)が本当にヴィーガンかもわかならい。
本当に動物性のものを食べていないという証拠は?
アメリカのインスタグラマーだってヴィーガンのふりをしていて、裏では肉を食べていて炎上。
ヴィーガンは意識高いから素敵じゃん?という気持ちから始めたってやらないよりは良い。
でも本当にヴィーガンかもわからない自分たちを棚上げして、どうして他人にヴィーガンになれ!なんて言えるのだろうか?
マイルドな発言こそ喧嘩を生まない
藤井風が言うように、『みんな、ヴィーガンになれ!』ではなくて『みんな、野菜を食べよう!』で今は十分だと個人的には思う。
ぼくはヴィーガンでもベジタリアンでもなくて普通に肉を食べてしまっている。
なろうとしたけど無理だっった。
だけどCO2問題の筆頭に挙げられる牛肉だけは3年ほど我慢している。
年に1回だけでも解禁デーを作って高い牛肉を食べてやんよ!と思っているけど、高いお店に行けないので結局食べられずにいる。
先日嫁さんと牛肉をやめてから初めて焼肉に行ったけど、そこでも豚しか食べなかった。
(もちろん同じ網で焼いているから、厳密に言えばそこに牛の肉汁がついてしまっている可能性は否定できません。それは申し訳ないです。)
ぼくの傲慢な意見としては、みんながヴィーガンになる必要はないけど、環境や未来の子たちを考えるのであれば肉の量を減らすことは必要だと思っている。
例えば週3回牛丼を食べているなら2回にするとか。
いつ買ったかわからない冷凍庫に入れてある肉を捨てないとか。
その分野菜を食べてお腹を膨らますぐらいのことをしてもバチは当たらないはず。
まずは一歩ずつで良いと思うのよ。
だからチキンをやめようではなくて、『無駄なくチキンを食べよう!』が現段階の最適解だと思うわけ。
もちろん食べ残したり廃棄なんてもっての他。
だから企業も個人も努力が必要。
そういう時代が迫っている。
企業にとっては生産数を減らすことは死活問題になるけど、それはこれからの時代しょうがない。
アメリカは乳製品が売れなくて、牧場を売る人が増えている。
廃業した牧場主はアーモンド農場に鞍替えしていく。
ここでは省くけど、アーモンドによって水を奪われてしまっている人もいるから、単純に牧場をやめたら正義とはならないところがもどかしい。
だからアーモンドが決して環境や人に良いわけではない。
日本はこと畜産(特に牛)に関しては、グレーというかブラックというか、ここに詳細を書くだけでぼくがこの世から消されてしまうかもしれない要素が多分に含まれすぎている。
だから書かない。まだ生きたいのよ。
ヴィーガンである人は素直に素敵だ。
でも今のぼくがヴィーガンになれるかと言われれば、金銭的にも精神的にも無理。
今、ヴィーガンになるのであれば、富裕層じゃないとまず破産する。
野菜だけで栄養やカロリーを計算すると、肉を食べたほうが確実に安くなるし楽だから。
それに美味しいしね。
だから貧乏人がヴィーガンになろうとするとさらに貧乏になる。
なぜ人はヴィーガンやベジタリアンになるのか?
それを知らせるきっかけを作るという意味でも有名人が発言することは大切。
もっとヴィーガンやベジタリアンを宣言する有名日本人が増えて欲しいと思っている。
言いたいことは変わらない。
ちょっとずつでいいじゃん。
いきなりヴィーガンやベジタリアンになる必要なんてこれっぽっちもない。
ぼくは藤井風からそんなことを思った。