2022年に入って体調があまりよくありません。
痛いってほどではないけど、下腹部に鈍痛が定期的に起きています。
重いといった方が正確かな。
数回病院に通うも、原因は不明。
それにしても、何度も病院に行けるのはみなさんのおかげでもあります。
でもいつまでもみなさんに頼るわけにはいかないので、早期治療を目指して人生初の人間ドッグに行きました。
そこでは人生初の胃カメラを経験。
苦しかった。
でも特に胃に問題はありませんでした。
結果胃カメラでは鈍痛の原因はわからず。
全然関係ないけど、CTってちん◯のデカさがわかっちゃうのね。
お医者さんに下腹部のCT画像を見せられて、これがちんちんて言われたよ。
CT撮ってくれた可愛い技師さんに見られてるでしょ、これ。
前置きが長くなったけど、鈍痛は収まらず人間ドッグでは逃げた大腸カメラ検査をしてきました。
こんな人はやるべき
人生で大腸カメラ検査をやるときが来るなんて思ってもみなかったです。
やるとしてももっと先かなと。
でも下腹部に違和感が。
胃カメラをやって、胃が原因ではなかったということ。
さらに先生からの薦めもあり避けていた大腸カメラを受けることにしたのです。
特にがん家系の場合は、大腸カメラを早めに受けた方が確実に良い結果をもたらすでしょう。
僕の家系でいうと父方が、祖父(胃がん)、父(肝臓がん)、叔母(胃がん)となっていて、母方だと祖母(胆嚢癌)、叔母(乳がん)となっています。
がんは遺伝もあると考えると、そこそこ集中砲火を受けそうな身体になっています。
大腸カメラを恐れる理由
大腸カメラをやりたくないのは、怖さよりも羞恥心だと思うのです。
だって他人にアナルを見られるわけです。
そんな恥ずかしいことできます？
僕はできません。
なぜなら僕は毛深いから。
要はケツ毛がすごいのです。
そんな汚いお尻を付き合ってもいない先生だったり看護師さんに見られたくなんかない。
あとで、『あの人ケツ毛がすごかったねー』なんて裏で言われていると思うと恥ずかしくてたまりません。
幸い僕にはそれを喜ぶ性癖はないわけで。
実際には医療関係者の人たちは見慣れててなんとも思ってないだろうけど。
でも思ってそう。
大腸カメラを受けるにあたって
検査のやり方は病院によって違うだろうけど、流れはそれほど変わらないはずです。
日帰りか入院か
大腸内に何もないか、ポリープが小さければ切除して日帰り。
大きいポリープを切除する場合は、1泊以上の入院となる病院もあります。
僕は大きいポリープがあれば切除希望したので、入院の手続き書類を持参しました。
内金を持っていったり。
ちなみに近所の医大では、大きいポリープがあったら一度カメラを抜いて後日入院手続きをしてもう一度カメラを入れるそうです。
病院次第ですね。
下剤がうまい
検査前日はカロリーコントロールをされ、病院で購入したレトルト(検査食)を食べました。
なにがきついって、お腹が空いちゃってしょうがない。
写真は下剤なんですけど、当日検査の6時間前に1時間で1.8L飲み干します。
ポカリのような味でめちゃくちゃ美味しい。
もっと飲みたいと思ってしまうぐらい美味しい。
そして飲んで20分もしないうちに便意が。
催すというよりも、気づいたらすぐに行かないと大変なことになるような具合。
少しでも力を抜くと溢れちゃいそうです。
腹痛はありませんでした。
10回ほどトイレに行くはめに。
汚い話だけど、カップヌードルカレー味から始まって、最終的には南アルプスの天然水ばりに透明になりました。
麻酔をするかしないか
でもやっぱりカメラを入れるなんて怖い。
胃カメラよりも太いカメラをお尻から入れると思うと、怖くてたまりません。
麻酔をしてくれる病院もあるので、怖い人は麻酔をしてもらった方が良いでしょう。
意識が飛んでる間に終わっているはずです。
僕が受けた病院や、近所の医大では麻酔は基本的にしないみたい。
検診のときのやり取り。
僕『麻酔はしてくれるんでしょうか？』
医者『どうしてもの場合はしますけど、基本はしません』
僕『・・・。』
そのまま入れるの？
怖くてしょうがない。
結論を言えば、麻酔を使うほうが楽だと思う。
ただ、麻酔のリスクは痛みがないこと。
それは何かあったときにわかりにくいってことです。
僕は入れられてる最中に何度も『痛くないですか？大丈夫ですか？』と聞かれました。
痛かったらすぐに言えるけど、麻酔をしていたら言えない。
大腸が破けてもすぐにはわからないかもしれない。
確率は宝くじが当たる以上に低いだろうけど、絶対はないわけで。
麻酔をするのもしないのも一長一短だと思います。
ちなみに、麻酔をしないと言っても、お尻の入り口には麻酔をしてくれるので入れるときの痛みは皆無でした。
これは胃カメラを口から入れるときも、喉に麻酔をしてくれるのと同じ。
麻酔をしなかったので休むこともせず会計をして帰宅。
運転することもできます。
麻酔をした場合は当日運転は避けた方が良いみたい。
麻酔なしは苦しい
麻酔をしない大腸カメラはかなり苦しかったです。
左横向きに寝てカメラを挿入されます。
空気を出しながらカメラを入れ進めるからお腹が張ってくるのですが、遠慮せずにガス(おなら)を出した方が良いみたいです。
その後仰向けになってカメラを最後まで入れることになるのですが、仰向けになったときにカメラを押し込まれる時が苦しかったです。
風船が膨らみすぎて爆発しちゃうんじゃないかと思ったぐらい、大腸避けちゃうんじゃね？というほど怖かった。
ここが一番つらかった。
痛い！ってほどではないけど、要所要所で臓器が内から触られてるようで気持ち悪かったです。
ポリープ切除
結果としてポリープを2つ切除することになってしまいました。
ないことを期待していたから残念な結果。
10mm未満であれば、コールドポリペクトミーという切除方法で電気を使わずに切ることができます。
これだと治癒が早いようです。
切除は全く痛くなかった。
これはありがたい。
ポリープ切除の費用
ぼくが行った病院ではポリープ切除が3割負担で2万円ちょいでした。
調べたところ24000円前後というところが多い気がします。
切除するとそこそこかかってしまいます。
恥ずかしさはどこかへ
最初にカメラを入れられてしまうと、もう恥ずかしさはどこかに行ってしまいました。
先生、おばちゃん看護師、お姉ちゃん看護師がいたんだけど、『もう好きに見てください。どーぞ、好きにしてください』って感じでしたね。
次回からは羞恥という部分は抜け落ちるでしょう。
結果的に麻酔なしで受けたけど、耐えられないということはなかったです。
ということで初めてのアナルカメ、いや、大腸カメラを受けてきました。
今回はポリープがあって残念だったけど、他に炎症などはなかったので安心しました。
胃もそうだけど、カメラを入れないとわからないこともあります。
どこかのお医者さんが言ってたけど、血便だけではがんかどうかは判断できないとのこと。
ある程度年齢を重ねたら、違和感を覚える前に大腸検査をすることをオススメします。
追記 ポリープの結果
今回のポリープには問題がありませんでした。
病院によって違うかもしれないけど、ポリープには5段階あって5になるとがんだそうで。
僕は3だったので喜んでいいのかわからないけど、今やって良かったとは思っています。
5年経ってたらがんになっていたかもしれないし。
今後は2〜3年に1回ぐらいやった方が良いと言われたけど、そんなに？
担当医が言うには、アメリカでは検査は10年に1度で良いと言うみたいだけど、大腸カメラ検査は15％ほどの確率で大きさに関わらずポリープを見落とす可能性があるそうで。
これは大腸のヒダの多さから見落とす可能性があるようです。
そのとき、万が一にもできてしまっているポリープを見つけられなければ、10年放っておけばガンになる可能性が飛躍するとのこと。
だから早めに検査をした方が良い。なるほど。
でもあの苦しいのはもう避けたいなあ。
今度は麻酔のある病院でやりたいというのが率直な気持ち。