車内がなんか臭くね?
車内の花粉(埃)がすごくね?
こんな汚い車にあの子を乗せたら嫌われちゃう。
だから車内を常にキレイな空気にしときたい。
そんなこと思ったことありません?
今回は車に使える空気清浄機を使ってみたので感想を書こうと思います。
さて、車で使える空気清浄機といっても、多くのメーカーから販売されています。
ここ重要なんですけど、車載用には空気清浄機と(イオン)発生機の2種類があること知ってました?
ぼくは知らなかった。
おすすめランキングなどをみると、空気清浄機ではないものを空気清浄機としてごちゃごちゃにして載せてるけど、発生機は本来の空気清浄機とは違います。
消臭のスピードを求めるなら空気清浄機一択です。
発生機の消臭はあくまでおまけ程度。
だから発生機で『スピィーディーな消臭』なんてのはできっこないのです。
そんな謳い文句があったら、疑ってかかったほうがいいよ。
今回は、車載機としてはそこそこ有名であろうシャープのIG-NX15を購入してみたのですが、結論からいうと性能は問題ないけど買うのは考えたほうが良いと感じてしまったのです。
シャープIG-NX15
プラズマクラスターで有名ですが、IG-NX15は次世代のNEXT搭載にもかかわらず手に入れやすい価格となっています。
IG-NX15を選んだポイントを紹介。
ここが良い
- ドリンクホルダーに置ける
- 手に入れやすい価格
- プラズマクラスターNEXT搭載
- 室内でも使える
ドリンクホルダーに置ける
車内なので小さいことは正義です。
同価格帯のPanasonicよりもコンパクト。
手に入れやすい価格
販売価格は1万円ほど。
実質だけど8千円ほどで買えました。
同価格帯のPanasonicよりも若干だけど安い。
Panasonicは2022年の5月に発売(シャープは2021年発売)したというのもあるのかも。
ちなみに空気清浄機となっているものは高くなっています。
ブルーエアは2万超え。
さらにAirdogは3万超え。おえ。
プラズマクラスターNEXT搭載
シャープはプラズマクラスターNEXTが車載用にも採用されています。
それだけみたら高機能。
プラズマクラスターNEXTは自然界をはるかに上回る1cm³あたり50,000個以上の高濃度のイオンで、空気リスクに立ち向かいます。引用:シャープ公式
画像引用:シャープ
よくわからないけど、なんか自然の中で滝を見る心地良さを感じさせてくれそう。
室内でも使える
テレワークをしている人も多いと思います。
そんな時にこの製品を置いておくのも効果的。
正直室内の空気をなんてことは期待はできないけど、送風口を自分に向けて使う文にはプラズマクラスターの効果が期待できます。
家にいながらマイナスイオンを感じる。
なかなか素敵では?
プラズマクラスターとナノイーの違い
SHARPとPanasonicがお手頃車載器としてはメジャーです。
両者のコンセプトは似ているようで違います。
プラズマクラスターは菌やウィルスを破壊して空気をキレイにする。
さらにNEXTでは森林浴をしているような効果もある。
ナノイーは微粒子イオンを拡散して肌や髪をつるつるにする。
さらに浮遊する菌を抑制して脱臭してくれる。
説明がざっくりだけどこのような効果が期待できるとぼくは解釈しています。
冬に使うのであれば、ナノイーのほうが肌に潤いを与えてくれそうですが、リラックス効果はプラズマクラスターにありそうです。
これは好みですね。
ちなみにシャープの現行モデルIG-NX15と前モデルIG-MX15ですが、中身は一緒なのでどちらを買っても同じ。
空気清浄機ではなく発生機
最初にちょろっと書いたけど、間違えちゃいけないのがIG-NX15は空気清浄機ではないということ。
シャープは空気清浄機ではなくプラズマクラスター発生機として販売。
パナソニックも空気清浄機ではなくナノイー発生機として販売。
空気清浄機として販売しているのは、シャープ(他製品)、ブルーエア、フィリップス、エアードッグ、cadoなどがあります。
何度も言うけど、ここ重要。
空気清浄機と発生機の一番の違いは集塵機能があるかどうか。
要は埃や花粉を吸う機能があるかどうかなんだけど、これがあるから素早い消臭ができるのです。
でも発生機は放出するだけだから、プラズマクラスターだったりナノイーが放出されて、それが臭いに吸着して消臭していくという考え。
だから脱臭の力なんて大してないわけです。
集塵つきのものに比べたら、消臭時間がかかって当然。
発生機のレビューで、車内の食べ物の臭いがなかなか消えないといっているものを見るけどそんなの当たり前。
吸ってくれないんだから。
早く臭いを消したいなら、空気清浄機を選ぶか窓を開けるしかないのよ。
空気の消臭をしたいのなら、空気清浄機一択。
使い心地
楽しみにしていたNEXTのリラックス機能。
果たして効果は?
ということで、埼玉から千葉まで5時間ほど運転してみました。
モードは弱、中、ターボ、ターボのみの4段階になっています。
ちなみにパナソニックにはモードはありません。
音はそこそこ
ターボモードで33dbなのですが、騒音の目安としては深夜の郊外、鉛筆の書く音とのことで深夜の郊外っていまいちわからないけど。
家で使う空気清浄機はスペックによるけど、ターボ時で50dbぐらいです。
実際にターボモードにしてみると、うーんかなり音が気になります。
フィーン(表現が稚拙ですみません)という、うるさくはないけど気になる人は確実に気になる音です。
休みの日にご近所さんが掃除機をかけるような音というか。
カーオーディオをつければ消してくれるけど、音楽でもラジオでもなんでも良いけど、曲間などの無音部分になるとやっぱり聞こえてきます。
エアコンの風量がマックスの音よりも全然小さいんだけど。
ターボモード以外はそれほど気になりません。(ぼくには)
リラックス効果と消臭
いやあ思っていた以上にありました。
・・・いや、ごめんなさい。
正気よくわかりませんでした。
まず消臭効果は期待値以下です。
そもそも車がそんなに臭くないと思っているし、運転中に排気ガスの臭いが車内に入ってきた時に臭いが消えるまではあってもなくても一緒。
ということは消臭効果は低い。
そもそもだけど臭いは慣れてしまうから。
でもリラックス効果は個人的には感じました。
感じるというか、なんだか落ち着いて運転ができたのは事実。
プラシーボかもしれないけど、なかった時には感じなかった何かがあったのは事実です。
運転をしていて、イラつく人には向いているのかもと思いました。
借りパクしたBMWで高速でトラブルを起こした奴で実験してほしいな。
あの男だけで、100人分ぐらいのデータになるんじゃね?
ピアノブラックは使う人を選ぶ
さて、今回ぼくが使って思ったのはやっぱりピアノブラックはクソだってこと。
あくまで個人的意見だけど、ピアノブラックは傷や指紋などが目立つから好きではない。
別に高級感も感じないし。
それと人が映り込むから写真を撮りづらい。
なので色々と気を使う。
ピアノブラックはなんとなくプラスチックに高級感が出て(現代では高級でもなんでもないんだけど)、あたかも質感が高いように思い込まされています。
百歩譲って高級感があって車のインパネにも使われているわけですが、場所によっては傷がついちゃってしょうがない。
ドリンクホルダーという振動で動いてしまう場所で、本体がピアノブラックというのはもう傷をつける前提なんですよ。
使う前はそこまで考えなかったけど、結果的に一度使っただけで傷がつきました。
そういう意味では、パナソニックのTheプラスチックは見た目は洗練されていないけど、使うとわかる安心感。
ぼくの扱い方が雑といえばそれまでなんだけど。
あれば便利だけどなくても死なない
イオン発生機みたいなものの効果は信じるか信じないかはあなた次第なので、それが嫌な人はairdogやcadoを選べば良いでしょう。
個人的には、プラシーボ効果かもしれないけど、何となく効いてるなあぐらいに思えれば良いし、効いてる!って感じることができる人には良い製品だと思います。
好みでしかないので、イオン効果で空気をキレイにしたいのか、物理的に臭いを吸収したいのかで決めれば良いでしょう。
どちらを選んでも、行き着く先は空間を豊かにするということになります。
個人的にはこの価格ならアリです。
2万なら買わないけど。
だけどやっぱり傷が気になりました。
その点で評価を下げました。
傷を気にする人には一考の余地ありですね。
そこが気にならない方には、手に入れやすい価格と相まってオススメです。
-
-
【レビュー】車載空気清浄機F-GMU01の効果は?シャープを買うならパナソニック
続きを見る
がっかりポイント
集塵機能がない
ピアノブラックは傷がつく
おすすめポイント
気分が良くなる(感じがする)
手に入れやすい価格
おすすめ度: